01

女子選手の身体づくりを『軽くする』理由はない

女子だから筋力トレーニングを避ける、という考え方には根拠がありません。むしろ、競技で必要になる着地、減速、方向転換、接触への準備を体系的に行うことが重要です。

特にバスケットボールはジャンプと切り返しが多く、膝だけでなく股関節、足関節、体幹を含む全身のコントロールが必要です。

02

ACL予防は『膝を内側に入れない』だけではない

ACL予防プログラムは、一つのフォーム注意だけで成立しません。筋力、プライオメトリクス、バランス、アジリティ、動作フィードバックなど複数要素を組み合わせることが一般的です。

研究でも、複数の運動要素を含む神経筋トレーニングが予防効果と関連しています。

03

ウォームアップに組み込む

別枠で長時間の『予防トレーニング』を設けると継続しにくくなります。RBAでは、着地、減速、片脚支持、方向転換などをウォームアップやS&Cに組み込みます。

短時間でも継続して反復し、試合動作へつなげることを重視します。

04

見るポイントを明確にする

選手へ一度に多くの指示を出すと修正しにくくなります。動作ごとに観察ポイントを絞ります。

  • 着地時に体幹が大きく崩れていないか
  • 片脚で止まれるか
  • 減速前に十分な歩数を使えているか
  • 方向転換で足だけに頼っていないか
  • 疲労時に動作が大きく崩れていないか
05

予防と競技力を分けない

良い減速、安定した着地、強い片脚支持は、傷害予防だけでなく守備、ドライブ、リバウンド、トランジションにも関係します。

『怪我をしないための練習』ではなく、『競技動作をより良くする身体準備』として位置づける方が継続しやすくなります。