01

一つのチームだけでは、全体は見えません

火曜と木曜のチーム練習、金曜のスクール、土日の試合。担当者がそれぞれの活動だけを把握していると、全体の休養が見落とされることがあります。誰か一人の責任とする前に、家庭が把握している予定を集めます。

『やる気があるから大丈夫』とも、『週何時間だから危険』とも決めません。まず、その週に何が重なるかと、本人がどう感じているかを確認します。

02

15分の家族会議|埋める順番を変える

最初の5分で、学校・行事・すでに決まっているチーム活動と移動を書きます。次の5分で、本人が大切にしたい活動、休む時間、就寝の見通しを確認します。最後の5分で追加予定を入れるか、見送るか、短い参加にするかを決めます。

この時間配分はRBAの便宜的な例です。本人が話したくない日には結論を急がず、保護者が先に決めた正解へ誘導する会議にしないでください。

03

月曜から日曜まで、同じ項目を並べる

【曜日・日付】__/【学校・行事】__/【練習・試合の場所と時間】__/【往復移動】__/【食事・帰宅の見通し】__/【就寝・起床の見通し】__。

【本人の一言】楽しみ・疲れが気になる・未定など__/【自由に使える時間】__/【今回は入れない予定】__/【確認する相手と内容】__。これを7日分並べます。

予定と実際は分けてください。終わってから時間が延びた、帰宅が遅れた、翌朝つらかったと分かったら、訂正して次の週の参考にします。家族の私的な情報を共有シートに公開する必要はありません。

04

架空の例|金曜のクリニックを足す前に

土日に試合があり、金曜は別のクリニックへ行けそうな週を考えます。クリニックそのものに価値があっても、帰宅が遅くなるなら、本人の目的と翌日の予定をもう一度確認します。

選択肢は『全部参加』だけではありません。今回は見送る、次の開催を待つ、主催者に短い参加が可能か聞く、といった方法があります。短い参加が必ず可能とは限らないので、先に条件を確認します。

保護者のメモ例:「今回は試合で試したいことが一つ決まっている。新しい課題を増やすより、普段の練習で試す時間を残したい」。これは参加を減らすこと自体を目標にするのではなく、優先順位を言葉にする作業です。

05

担当者への相談は、目的と予定を短く

文例:「今週は学校行事に加え、別の活動と週末の試合があります。本人は参加したいと言っていますが、帰宅時刻が遅くなる予定です。活動内容を確認した上で、今回は参加時間の調整が可能か相談させてください」。

健康面で伝える必要がある情報は、関係する担当者へ個別に共有します。子どもの体調や診断をグループ全員へ知らせる必要はありません。各活動の担当者に、他の活動もあることが分かるだけで調整の話を始めやすくなります。

06

1週間後に見るのは、消化した予定の数ではない

『本人が試したかったことを試せたか』『予定外に負担が重なった日はなかったか』『次週、残すことと変えることは何か』の3点を確認します。毎日の感情を採点する必要はありません。

追加参加を検討している方は、既存記事『クリニックを増やす前に、普段の1週間を見直す』も合わせてお読みください。この書式は、その考え方を家族で具体化するためのものです。