01

『多いほど伸びる』は、トレーニングの原則ではない

トレーニングは刺激を入れ、その後に回復・適応することで成立します。刺激だけを増やしても、回復が追いつかなければ質は下がります。

育成年代では身体の成長、学校、睡眠、心理的ストレスまで含めて負荷を考える必要があります。

02

総時間より、1週間全体を見る

チーム練習2時間だけを見ても負荷は分かりません。同日に学校体育、自主練、別クラブ、試合が重なることもあります。

まず1週間の活動を全部書き出し、強い日と軽い日、完全休養、睡眠を並べてみると過密さが見えやすくなります。

03

痛み・疲労・意欲は重要なサイン

成長期では一時的な痛みもありますが、繰り返す痛み、朝から残る強い疲労、パフォーマンス低下、練習への強い拒否感などが続く場合は『根性』で押し切らないことが重要です。

AAPも、負荷と回復の不均衡によるオーバーユースやバーンアウトを重要な問題として扱っています。

04

休むことと、活動不足は別問題

WHOは子ども・青少年に十分な身体活動を推奨しています。つまり、必要なのは『運動しないこと』ではなく、組織化された高負荷練習と自由な遊び、低強度活動、休養を適切に組み合わせることです。

練習量を減らす時も、生活全体の活動をゼロにする必要はありません。

05

家庭で確認できる簡単なチェック

毎日細かいデータを取る必要はありません。次の項目を週単位で見るだけでも、負荷の偏りに気づきやすくなります。

  • 睡眠時間と起床時の疲労
  • 痛みが数日続いていないか
  • 練習・試合の連続日数
  • 本人が楽しめているか
  • 学校生活に影響が出ていないか
  • 完全に休める時間があるか