01

「頼られたい」は、出場時間だけの話ではない

子どもが「頼られる存在になりたい」と言うとき、必ずしも「スタメンになりたい」「点を取りたい」だけを意味しているとは限りません。仲間から声をかけられたい。コーチから任せてもらいたい。自分がここにいていいと思いたい。そういう気持ちが混ざっていることがあります。

育成年代では、プレーの結果だけでなく、チームの中に自分の居場所があると感じられることも大切です。

02

役割は、キャプテンとエースだけではない

守備で最初の相手を任される。練習前に仲間へ声をかける。タイムアウト後に約束事を確認する。後輩にボールを渡す。こうした小さな役割も、本人にとっては十分に「任された経験」になります。

大人が目立つ役割だけを価値あるものにすると、子どもも同じ物差しで自分を見始めます。

03

小さく任せて、できた事実を残す

最初から大きな責任を背負わせる必要はありません。まず一つ任せる。終わったら「できたね」だけでなく、「今日は守備で声を切らさなかったね」「困っていた子に先に声をかけていたね」と、実際に起きた行動を返します。

自信は、励ましの量だけで作るものではありません。自分がやったことと、その結果を本人が確かめられることも大切です。

04

任せることと、放置することは違う

「自分でやってみろ」と全部渡して終わりではありません。年齢や経験に合わせて、必要な時には大人が支えます。責任を持たせることは、大人の仕事まで背負わせることではありません。

05

家庭では、肩書きより経験を聞く

「今日は何点取った?」「何分出た?」だけでなく、「今日は何を任された?」「誰かに助かったって言われた?」と聞いてみる。結果とは違う成長が見えることがあります。