01

同じ動きを教えていても、注意の向け先は変えられる

「肘を締める」「膝を内側に入れない」のように身体部位へ注意を向ける指示を、内的注意焦点と呼びます。一方、「ボールをリングの奥へ運ぶ」「床を強く押す」のように動作の効果へ注意を向ける指示は、外的注意焦点として研究されています。

2021年の大規模メタ分析では、外的注意焦点がパフォーマンス、保持、転移で有利と報告されました。

02

ただし、研究は決着しているわけではない

2024年のベイズメタ分析では、既存研究に出版バイアスの可能性があり、補正後の平均効果は小さい可能性が示されました。

したがってRBAでは、『外的焦点が常に絶対』ではなく、選手・課題・熟練度を見ながら言葉を選びます。

03

指示の目的は、身体を固めることではない

フォーム修正が必要な時でも、選手が動作全体を失わない言葉を探します。

細部を言葉で固定する前に、動作の結果や環境との関係を使って修正できないかを考えます。