01

NBB自身が、12〜13歳のタレント発掘は慎重に行うべきだと書いている

NBBのユースコーチ向けページでは、12歳以降にバスケットボールへより強く取り組みたい選手が出てくる一方、12〜13歳でのタレント発掘は複雑で慎重に扱うべきだと説明しています。

理由として、早熟、出生月による相対年齢効果、認知発達などが現在の選手の質に大きく影響し、将来の最終到達点は不確実であることを挙げています。

02

クラブとアカデミーの間でも、選手本人と保護者の判断を尊重する

NBBは、アカデミーが地域クラブの選手へ声をかける際、地域クラブや保護者を通じて丁寧に進めるよう求めています。

同時に、才能はクラブの所有物ではなく、選手本人と保護者が次の環境へ進むかを決める権利を持つという趣旨も示しています。育成経路を『囲い込み』ではなく、本人の選択として扱っています。

03

U10・U12の初心者コーチ向けに、教育学から学ぶ入口を用意

NBBの入門コーチ講習Fast Breakは、主にU10・U12の新人指導者を対象としています。

内容は、教育学、コーチ自身の役割、教え方、安全で挑戦的なスポーツ環境の4つのモジュールで構成されています。『どんなドリルをするか』だけでなく、子どもへどう関わるかを最初の学習段階から扱っています。

04

上位資格も、取った後に更新する

NBBはコーチライセンス制度を運用し、資格取得後も最新の知識を学ぶためのクリニックや継続研修を用意しています。

レベル3・4のコーチは、ライセンスが必要な大会で指導を続けるため、4年ごとにライセンス更新が必要です。資格取得を一度きりの証明ではなく、継続学習と結びつけています。

05

15〜20歳には、競技・学業・生活を組み合わせたOrange Lions Academy

NBBのOrange Lions Academyは15〜20歳を対象とする全国タレントプログラムで、トレーニング、学業、生活を組み合わせた環境を用意しています。

12〜13歳で将来を決め切るのではなく、選手が成長し競技志向が明確になった後に、より専門的な環境へ進める経路を設けています。

06

RBAが参考にしたいのは、「選ばない」ではなく「早く決めすぎない」こと

育成年代では選考も競争も必要な場面があります。問題は、今の身体差や経験差をそのまま将来性と見なし、12〜13歳で選手の可能性を狭めてしまうことです。

オランダの資料は、選考を否定しているのではなく、早熟、相対年齢、認知発達といった交絡要因を理解した上で、慎重に評価する必要があると示しています。

  • 身体成熟の早さを才能と同一視していないか
  • 出生月による有利不利を見ているか
  • 今の判断速度と将来性を分けて考えているか
  • 本人と保護者の選択を尊重しているか
  • 途中から伸びた選手が上位環境へ入れる経路があるか